第136回番組審議会議事録

136回番組審議会議事録


1 審議方法の変更 

新型コロナウイルス感染症対策として、リモート形式で行った。事前に各審議委員に

審議対象番組の音源と資料を送り、各々審議番組を聴いていただいた。

感想・意見を期限までに回答していただき、番組審議会を開催した。


2 資料送付 令和822日(月) 審議委員に審議対象番組の音源と資料を送付


3 回答期限 令和8224日(火) 


4 委員からの回答回収

委員数   5名   回答いただいた委員数  5

回答委員の氏名  冨樫通明 伊藤賢次 小野理恵 緒方早紀子 鈴木義孝


5 審議内容

審議対象番組:『渡邊多佳子の そよ風のクラシック』

放送時間:毎週金曜日19301958 

放送日時:2026123日(金)放送分

出演:ヴァイオリニスト渡邊多佳子

番組提供:東北電子専門学校、(株)文京楽器、野菜スナック ベジタブル、ROLI

番組時間 :28分  

放送形態 :収録

 

今回審議していただいたのは、毎週金曜日1930分~放送している番組「渡邊多佳

子のそよ風のクラシック」の123 日(金)放送分。昨年10月~スタートした新番組。ヴァイオリニスト渡邊多佳子が、音楽の魅力や日々の活動、そしてリスナーからの質問に答えながらお届けするトーク番組。東北電子専門学校の学生たちと一緒に制作し、
音楽の楽しさや人とのつながりを温かく伝えていきます。初めての挑戦だからこその
フレッシュな雰囲気もぜひお楽しみください。

番組審議委員から番組に対して出された意見は次の通りです。


まず、番組の良かった点については、

「クラシック音楽が大好きなので、オープニングから心地よく聞いていた」

BGMが落ち着いていて良い」

「渡邊さんの話口調がゆったりとしていて聞き取りやすく、クラシック音楽がテーマの番組にあっていると思う。話し方のスピードも丁度いい」

「文京楽器の堀さんとの対談の回だったが、お二人の話の内容が面白く、30分たっぷり楽しめた放送だった」

「ヴァイオリニストの渡邊さんが、創業1947年の老舗楽器店の社長である堀酉基さんとの対談形式はとても珍しいものと思えた。その堀さんがクラシックのことが良く分からなかったという点は、興味が湧いたリスナーさんも多かったのではないだろうか。役職を聞いた瞬間、『クラシックには造詣が深いのでしょうね?』と思っても不思議ではない」

「対談の中で、堀さんは村上春樹氏の小説を例にクラシックの魅力について語っていたが、人間の深い所の感情などを例に挙げ、長い小説のようなものと表現していた。芸術というものの中で、音楽と文芸と形は違っていても、人の心に届けるものであることに変わりはないのだろうなと考えさせられた」

「楽器に関わってきた方のクラシックの聴き方や、クラシックの魅力、デジタルとの関係性、今後目指す世界まで、わかりやすい言葉でお話が繋がり、とても聴きやすい内容だった。特に堀さんの言葉で、クラシックは聴いているうちに、ある時、腑に落ちる場面があるお話や、音の世界で、オーケストラにヴァイオリンが残ったお話は興味深かった。インタビューも質問からの受け方も、とても好感が持てた」

「クラシックを聴いていて、分厚い文法が分からなくても、急に腑に落ちるという話の展開がおもしろい」

「クラシックという言語であっても、聴き慣れることの大切さや、その時々の感情を大切にしたいと思った。同じ曲を聴いても、年代や状況、感情、環境、会話、そして演奏者か聴衆者かでも解釈が違ってくるし、特に生で聴くクラシック演奏は、立体音響感が半端ないものだと感じていて、納得した」

「音楽の三要素の他に『音』を追求している中で、ファジーなヴァイオリンが近代的な組織に残ったのは、人間の歌うという行為を代弁している楽器だと初めて知り、勉強になった。ヴァイオリンが弾かれ続け、経年変化で音が整ってくるのは、とても大切なことだと私も感じている」

AIやデジタルが発達していく時代の中で、多くの方々と合奏をやるなど普及していく過程が、もっとあってもよいのではないか。楽器に触れ、裾野をもっと広げることが、クラシックが見直される機会なのではと思っている」

「クラシック音楽は理屈ではなく感覚で聞いて、なんとなく好きになるという部分に共感した。私の周囲でも、クラシックは難しいという意見は聞くが、ヴァイオリンを含めて、鳴っている音楽全体の雰囲気を楽しむのも、聴き方なのかと思う」

「ヴァイオリンは好きな楽器でもあり、その難しさもよく知っている。確かに、どうしたらヴァイオリンの良さを沢山伝えられるかについては、堀さんもお話されているようにIT・デジタルを使った今の時代に合わせた伝え方が大事なのかもしれない」

「ヴァイオリンは、修得するのに年数を要する楽器であるが、その点もデジタルやAIによる、これからの可能性についても考えておられて、老舗の楽器店とはいっても、安心してはいられないのだな!という想いと、それを利用しての次世代向けの新しい楽器の開発を考えられていることは素晴らしいものであると思えた」

「最後に、リスナーからの買ったばかりの楽器の悪くなって困っていた質問に、丁寧に答えられていた姿には好感が持てた。いくら楽器を上手く演奏できるようになっても、調整だったり、修理といったことになると不安になるのは、私も楽器の経験があるのでよくわかる。その不安を取り除いてあげることの方が大切とさえ思えた」

「リスナーとのつながりで、相談コーナーがあって、良かった」

「今後の音楽家の進む道のアドバイスが分かりやすい」

 といった意見が寄せられました。


一方、改善したほうが良い点、今後の番組への要望としては、

「今回は連続もので、前回の内容が、どんなものだったのか全く分からなかったので、概要だけでも最初に紹介してもらいたい」

「大谷翔平選手以外の例えも欲しかった」

「渡邊さんの演奏曲を番組の中で1曲紹介してもらえると嬉しい。または、ゲストの方の私のおすすめの一枚、1曲などを紹介するといいと思う」

「対談形式で、きっと話したい(聞いたい)内容がいっぱいだったので対談のみになってしまったと思うが、短い曲であってもいいので、途中で曲を挟んで欲しかった。例えば、堀さんが『何となく、クラシックがわかりかけた時の曲』でもいいので、『あの時は、こうだったな~』みたいなものがあると、リスナーの方々も理解しやすかったかもしれない」

「リクエスト曲をかけてもらうことは可能なのか知りたい」

「渡邊さんの演奏会や、過去回も聴けるサイトへの案内も、放送内に追加してもいいと思う」

「次回の予告も、ぜひお願いしたい」

「収録は、東北電子専門学校内のスタジオで行われているのか気になった」

「楽器経験者であり、ある程度、楽譜を読むことができる私でも、難しい内容と思えた。ただ、それが悪い点とも思ってはいない。むしろ、CFM局らしくて良いのでは?とも思っている。一般向けの番組内容ではないかもしれないが、ヴァイオリンやクラシックに興味のある人にとっては、ためになる番組だったと思う」

「今回は対談する放送回だったが、演奏会や作曲家別の聴き方など、クラシックについて、今後も、いろいろな角度からお話が聴ける番組になりそうで楽しみ」

「渡邊さんには、これからもよい番組を作ってほしいし、堀社長のお話もまた聞いてみたいと思った」

という声をいただきました。


6 審議機関の答申又は改善意見に対してとった措置およびその年月日

番組審議会より番組制作者に審議内容を伝え、今後の番組制作に反映させていただく

こととした。(令和8225日)


7 審議機関の答申又は意見の概要を公表した場合におけるその内容、方法及び年月日

・放送番組の中で公表 

 番組名 「DailyCafe」 日時 令和833日(火)14 :20 頃~

・ホームページに掲示


8 その他の参考事項

特になし


by fm797izumi | 2026-03-03 15:04 | ★番組審議会★