2023年 12月 27日
第127回番組審議会議事録
第127回番組審議会議事録
1 審議方法の変更
コロナウィルス感染症対策として、リモート開催として行った。事前に各審議委員に
審議対象番組の音源と審議用資料を送り、各々審議番組を聴いていただいて、感想・意見を期限までに回答いただき、番組審議会を開催とさせていただいた。
2 資料送付 令和5年12月6日(水) 審議委員に審議番組音源と資料を送付
3 回答期限 令和5年12月25日(月)
4 委員からの回答回収
委員数 5名 回答いただいた委員数 4名
回答委員の氏名 冨樫通明 小野理恵 山田富美子 豊島亜沙美
5 審議内容
審議対象番組:『管理栄養士を目指す宮城学院女子大生のパワフル奮闘記2023』
放送時間:毎週金曜日19:30~19:58
放送日時:2023年12月1日(金)放送分
出演:宮城学院女子大学食品栄養学科正木ゼミ学生3・4年
コメンテーター:正木恭介(宮城学院女子大学食品栄養学科教授)
協力:NPO法人オリザ・ネット、宮城学院女子大学、赤坂農園(農業体験)
番組時間 : 28分
放送形態 : 録音放送
この番組は、宮城学院女子大学食品栄養学科正木ゼミで学ぶ大学3年生、4年生有志がパーソナリティを交代で務める番組で、学生が主体となって番組内容を考えて放送しています。今年で放送16年目。今年も放送期間は9月から翌年3月までで、今年度から放送日時が金曜19:30に移動しました。毎週3名の学生が出演し、コメンテーターとして正木先生が参加しています。これまで、リモートが中心でしたが、今年は第1回からスタジオで収録しています。最初は4年生と3年生が出演し、10月頃から3年生がメインで放送しています。学生生活や大学で学んでいることを紹介する「学生のキャンパスライフ」、いろんな疑問を解決する「解決!なんでもアンサー」、「栄養学生が教える!〇〇」のコーナーをはじめ、今年度から新しく「世界の朝ごはん」がスタート。世界各国の朝食を実際に学生が調理して、朝食の大切さを紹介しています。放送終了後には、大学のHPに写真やレシピを掲載しています。堅苦しくなく、女子大生目線でわかりやくお届けすることを目標に番組を制作しています。
今回ご審議いただいたのは、12月1日(金)放送分です。
番組審議委員から番組に対して出された意見は次の通りです
「オープニングから元気よく始まり、話すテンポもよく、聴きやすかった」
「最初に12月の季節に沿って、メンバー紹介したことがよかった。リスナーも自分自身にあてはめて考えることができると思う」
「パーソナリティの紹介で、今回も出身高校が入っていたが、親世代のリスナーも、そこは大学進学で参考になるので、今後もそのままのスタイルでいてほしい」
「初めて番組を聞く人にとって30分間の番組構成を最初の部分で知らせてくれたので、安心して聞くことができた」
「宮学の礼拝の紹介は、聖書の言葉まで盛り込まれていて聞きやすいお話だった。聖書の話について、“どうしてその句が良いのか”大学生の視点で選んだ感想を話していて、リスナーも興味がもてる紹介の仕方だったと思う。正木先生の“聖句は実生活に生きている“というお話が印象に残った」
「宮学の礼拝は、朝に行われると思っていたが、昼の時間に15分間行っていることを知って驚いた」
「back numberの『ヒロイン』をかける前に、選曲理由を、きちんと話していたので、歌詞に注目して曲を聴くことができた」
「後半の『世界の素敵な朝ごはん』は、ミャンマーのシャンカオスエを紹介していた。実際に作ってみたポイントや注意点があって良かった。レシピや作り方なども、興味深かった。初めて知った方にもわかりやすく伝わる内容だったと思う」
「BGMも良かった。ラジオの特長を生かし、音楽で国を考えさせる方法は、すごく面白くて、参考になった。自分自身も授業で、ちょうど同じ話題を取り扱ったレッスンがあり、番組を聴いていて、
話の切り口など多くのことを学ぶことができた」
「番組内で紹介した料理のレシピをホームページに掲載したり、代用品の紹介をしたりと、食品栄養学科としての番組内容の充実さを実感した」
「『解決なんでもアンサー』は、炭酸水を使った料理について。知識を得るきっかけになり、内容もよかった。身の回りにある食材や材料についてのアンサーは参考になった。中でも、ごはんをふっくら焚いてみたくなった」
という意見が良い点として寄せられた。
一方、改善したほうが良い点、今後の番組への要望としては、
「全体的に文字数が多い印象を受けた。割愛してもいいかなと思う場面もあり、たくさんの情報を入れずに、伝えたいことを端的に伝えた方が良いと思った。原稿の言葉に余裕があると、ゆっくり話すことができると思う」
「私たちのキャンパスライフの中で、ペトロの手紙の紹介の時は、もっと、ゆっくり紹介してほしい、 意味を考える余裕がなかった。ラジオ番組は文字ではなく耳からの情報なので、リスナーに分かりやすい言葉で、考える時間も考慮して話してほしい」
「原稿を棒読みしているところもあり、会話の中に、もう少し感情の入った若々しい雰囲気があれば良いと思った」
「Q&Aの場面は、質問した後に、相手に答えてもらったら、一言でもいいので返事をしてほしい」
「食の情報では、栄養学的な話が入った方がいい。食味、見た目、栄養素、作りやすさなど、食に対しての裏付けが聞きたい。『解決なんでもアンサー』であれば、言葉の情報より、一つぐらい試せること、実験した結果などを紹介すると面白いかもしれない」
「レシピを元に作った料理を番組で試食してみたらどうか。使うスパイスだけでも試食すると、匂いや味など、もっと料理のことが、伝わるのではないかと感じた」
「歴史のある番組なので、長期的なリスナー向けの内容になっていないか心配なところもあったが、 初心者でも聞きやすい内容だったので、これからも幅広い人々に向けて発信する意識で続けていくと良いと思う」
「他の大学の学生や子どもたちなど、もっと多くのリスナーが増えて欲しい。
現在、全国的に子どもたちは人の話を聞いたり、研究心を持ったり、自分の意見をどう表現したらいいかわからなくて、コミュニケーションの取り方が下手になってきている印象がある。
こういった大学生が熱心に心を込めて制作している番組は貴重で、リスナーは影響されて自分自身の質を高めていくきっかけになる。まさに、お手本に値すると思う」
「宮学は東北出身の学生が多いので、県単位で東北の料理や食材を紹介するのはどうか」
という意見をいただいた。
7 審議機関の答申又は改善意見に対してとった措置およびその年月日
番組審議会より番組制作者に審議内容を伝え、今後の番組制作に反映させていただく
こととした。(令和5年12月 26 日)
8 審議機関の答申又は意見の概要を公表した場合におけるその内容、方法及び年月日
・放送番組の中で公表
番組名 「DailyCafe」日時 令和5年12月27 日(水)13:45 頃~
・ホームページに掲示
9 その他の参考事項
特になし