Daily Cafe(月)トピックライブラリー 「レインボーアドボケイツ東北」

Daily Cafe(月)担当の佐藤明子です😊
2019年最後の12月29日のDaily Cafe(月)トピックライブラリーは、「レインボーアドボケイツ東北」代表の小浜耕治さんをスタジオにお迎えしてお話を伺いました。
「レインボーアドボケイツ東北」は、多様な性(LGBT)のシンボルのレインボーとアドボケイツ(政策提言という意味)を組み合わせたネーミングで、多様な性について行政や企業や学校に提案していく市民団体です。2015年に渋谷区で同性パートナーシップ制度が導入されたことをきっかけに仙台でも団体を作ろうということで「レインボーアドボケイツ東北」が結成されました。


小浜さんは、1992年から多様な性(LGBT)に関する活動をしてきました。特に2011年東日本大震災で大変な思いをしている状況の中、小浜さんは、自分のことを話しながら自分らしく生きていく力を持っていかないといけないと思ったそうです。震災をきっかけに性的マイノリティの小さなグループがたくさんできて、さらにそのグループを繋げて何か活動ができないかと考えたそうです。

小浜さんは、1992年の活動当初から現在までの変化は、多様な性に関する情報は報道やドラマなどで発信されているけれど、正しく理解してくれている人がどのくらいいるのか見えにくいのが現状だと感じているそうです。興味を持ってくれたり多様な性への理解は進んで点在してきてはいるけれど繋がっていないと思うので、さらに繋がっていく必要性を感じ、そういった方と一緒に活動をしていくためにもその点を結ぶ「プラットホーム」的な存在になっていきたいと小浜さんは思っているそうです。

小浜さんは、仙台市とのにじいろ協同事業でイベントをしたりしています。ボランティアが50人ほど集まってきていて、そういう場が広がっていって、仙台という街で何か発信していければと思っているそうです。また、LGBTの方たちの理解者という意味の言葉「アライ(ally)」。「私は分かっています」ということを発信していくことも、点を点で結ぶためにも必要な行動だということです。(私自身もアライだと認識しました。)
現在、同性パートナーシップ制度は、東北ではまだ導入されているところがありません。「皆さん関心は持っているようなので、もう少し議論する機会が増えて、保守・革新関係なく、みんなが一緒に考えていく問題にしてほしい」と小浜さん。

宮城学院女子大学で今年9月「トランス女性の受け入れ」についての「共生のための多様性宣言」がされ、2021年度からの学部の入学者で受け入れを開始すると発表されました。大学主催で多様の性をテーマに講演会を開いたり、多様な性(LGBT)への理解が広がる様々な動きが出てきて、受験生にとって選択肢の幅が広がるということはとても大切なことだと思います。

今年の10月、県内の広瀬高校で、小浜さんはイベントボランティアの方と一緒に多様な性(LGBT)についての講演会を行い、多様な性とはどういうことかを、ゲイ・レズビアン・トランスジェンダーの当事者としてお話されたそうです。高校生の反応は、とても近い感じがしたそうで、小浜さんたちの話を身近な人の生き方として捉えてくれたとのではないかと感じたそうです。

多様な性(LGBT)のことは表に出てこないことが多いので、「点を線にしてプラットホームで繋げて広がっていくこと」が街づくりには必要で、多様な一人一人の声がちゃんと聞こえて届けらることが街づくりには大切で、性の問題はマイノリティの問題ではなくて、みんな性を生きているので、それぞれに性について声が上げられる社会になっていければと小浜さんは考えているそうです。主体的に街を変えていけるんだと手ごたえを持って動いていける状況が理想だということです。
「まだ途上なので、みんなに知ってもらって、共感してもらって、性って自分の中で大切なんだと感じてもらって、自分を大切にしていくんだと感じてもらって、様々なマイノリティの方と繋がってやっていきたい」と小浜さんはお話しされていました。

今後もDaily Cafe(月)では、「アドボケイツ東北」のみなさんからお話を伺っていく予定です。
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「レインボーアドボケイツ東北」代表 小浜耕治さん








by fm797izumi | 2019-12-29 20:59 | ★ゲスト★